ネットから自分を守る

ネットから子供(自分)を守る

スパムメールやウイルスなどで、コンピュータが不調になったり、個人情報が流れたりします。Windowsの場合は、パソコンが外部からのっとられたりすることもあります。

Windowsは、そのセキュリティの甘さからウイルスの対象になったり、外部から乗っ取られたりと、高い知識がないと使うことができないものです。ルーターなどの対策なしで使うとすぐに外部の攻撃にあってしまいます。

ウイルスの対策

  • たとえ知人でも、添付ファイルをクリックしてはいけない。Outlook Expressを使っている場合は、閲覧するだけで感染することがある。
  • Internet Explorerを使っている場合は、閲覧しているだけで感染することがある。
  • 送信者が感染者とは限らない。ただし、ヘッダの「Received:」を見ていくと送信源がわかるので、推測することは可能。
  • きちんと対策している場合に、「あなたのメールがウイルスに感染している」というメールは、上記の偽った送信者に対しての警告であることが多い。
  • プロバイダのウイルスチェック機能を使う。市販のウイルス対策ソフトは、それ自体がシステムを不安定にする可能性がある。

スパム対策(迷惑メール)

  • IDを使ったプロバイダのメールアドレスは、プロバイダのメールの設定で受信拒否できるものもある。
  • プロバイダのメールアドレスは使わず、Yahoo!などのフリーメールアドレスを使う。
  • ネット上のアンケートや懸賞などで集められたメールアドレスがスパムメール業者などに渡っている場合もある。
  • メーリングリストや掲示板に発言するとスパムメールが送られてくるようになる可能性が高い。情報交流をするには必要となる場合があるので、フリーメールアドレスを使う。
  • 解約のページにはアクセスしない。

見せたくないページを閲覧不可にするには

  • プロバイダのフィルタ機能を使うのが手間がかからず手軽。ソフトウェアで実現することもできるが、インストールや設定に手間がかかる。また、常駐を解除すれば見ることができる。
  • ブラクラ(ブラウザクラッシャー)も、フィルタで閲覧不可にできる。

インターネットでアクセスするだけで流れていく情報

貴方がウェブサーバーに渡す情報

http://www.mse.co.jp/ip_domain/user_script.shtml

にアクセスすると、ウェブサイトを閲覧しているだけで、どんな情報が相手に送られているのかがわかります。

アクセス元のIPアドレス (例)218.219.12.56
アクセス元のホスト名 (例)xxxxxx001234.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
リンク元のURL どのページからリンクされてここに来たか
使用ブラウザ名とバージョン (例)Opera/7.20 (Windows 2000; U) [ja]
画面解像度 1024x768x16

などです。

大した情報は送っていませんが、運営する側は、ウェブサイト更新時の重要な資料になります。CGIなどを使えばこの情報を蓄積することができ、どのページがよく見られているのか、使用しているブラウザやOSの集計もわかります。

IPアドレスから地域と接続回線の種類を判別する

http://www.arearesearch.co.jp/ip-kensaku.html

都道府県、市外局番、接続回線などがわかります。

完全ではなく、プロバイダによっては不明な場合もあります。接続回線は、xDSL、ダイヤルアップ、CATVなどです。このうち、CATVは地域が限定されているので、市外局番もわかるという仕組みです。それ以外は、せいぜい都道府県がわかる程度です。

IPアドレスやホスト名で検索

でも、このIPアドレスやホスト名は、掲示板やチャットをしたときに、残るページもあります。画面上に表示されなくても、ソースを見ると書き込まれているのもあります。 それらに書き込んでいる人であれば、検索をすると、メールアドレスやハンドル、ホームページのURL、もしかしたら他にも趣味とかいろいろな情報が見つかるかもしれません。

対策法は?

IPアドレスやホスト名を知られるのは、仕方がありません。セキュリティソフトでそれらの情報を隠すことができるのですが、正常なアクセスができなくなるので、お薦めしません。

インターネットより危ないもの

携帯電話

犯罪予告や誘拐等、インターネットのマイナス面が強調されて報道されています。しかし、事件に巻き込まれるのは、インターネットの存在ではなく、携帯電話の利用です。「ネットで知り合った」あとは、携帯電話が大活躍です。 携帯電話の場合、自らアクセスしているため、苦情を訴えることは少ないのです。インターネットの場合、本人が予期しない現象がおきるため、対処に困り、誰かに相談することになります。 子供の安全のためと言って、携帯電話を持たせるケースがありますが、確実に事件に巻き込まれる可能性を高めています。さらに、いざ事件に巻き込まれたときには、複数の操作が必要な携帯電話は役に立つはずがありません。月に1000円もしないセキュリティサービス(通報システム等)を利用せずに、高額で危険度の高い携帯電話を持たせるのは、非常にナンセンスな話なのはご理解いただけると思います。

儲かる話

スパムメールやサイトの広告で、儲かる話が書いてあるリンクをクリックしてしまう人は、今でも多いそうです。「オレオレ詐欺」があれだけ報道されても、次々騙されるのと同じなのでしょう。結局、インターネットというのは道具であり、それが安全か危険かは、使う人によるということなります。

攻撃元を突き止める

IPひろば

対象IPアドレスが国内の場合に限るものの,指定したIPアドレスが使われている都道府県名や接続回線の種類まで表示してくれる

DNS Stuff

IPアドレスやドメイン名に関連するさまざまな調査ツールを寄せ集めてWebページ上で実行できる

TRACEROUTE.V

traceroute結果を基に指定したIPアドレスまでの物理的な経路をGoogleMap上に表示

Online Tools

digやnslookup,ポート・スキャンなどさまざまなツールがWebブラウザ上で使える

SenderBase

メールの送信元として使われるドメイン名の信頼度を評価する(レピュテーション)