インターネットに潜む罠

広告編

当選しました!!

生徒のアクセスを眺めていると、せっせと自分の氏名や住所を入力している生徒がいる。何を登録しているのかと聞いてみると、「先生、当選したんだよ!!」とうれしそうに答える。個人情報は入力しないように授業までしているのに、いざ「当選」という文字を見ると、そんなことは忘れてしまうようです。

今や広告が表示されないサイトってないのではないかと思うくらい。その広告をクリックしてもらうために、あの手この手を考えます。「当選しました」のパターンがだまされなくなると、違う方法を考えます。「鉛筆が曲がって見えたら100万円」とかって、曲がっているアニメーションを見せているのだから当然です。

しかし、住所まで入力させておいて、商品が送られてくるわけもなく、抽選に応募する権利を獲得しただけというのも多いです。クレジットカードの番号を入力させるものもあったりします。

システムにエラーが発生しました

広告のスペースに「システムエラー」が表示されるわけがありません。あくまでも広告です。Windowsに標準でついてくるInternetExplorerは、別のウインドウで表示されるので、本当にシステムエラーかと勘違いしやすいです。

なので、まず危険なInternetExplorerは使わないようにし、安全なFirefoxやOperaを使うといいでしょう。勝手にウインドウを開くのを阻止したり、広告を非表示にする機能もあります。

無料でセキュリティチェック

某ウイルス対策ソフトのサイトで、無料でオンラインセキュリティチェックのサービスをしていました。全く問題ないはずなのに、警告が出ました。内容は、個人情報を流しているというもの。IPアドレスやリファラーのことです。これらは、インターネットでアクセスするために必要な情報で、カットされると正常なアクセスができなくなります。

しかし、この警告で、商品を購入してしまう人も多いのでしょう。その結果、うまく接続できないサイトがあったりして、さらに混乱してしまうんですね。トラブル解決でよくあるのが「某ウイルス対策ソフト」の機能を無効にすることです。